お勧めできない生命保険

定期付終身保険アカウント型保険などの一体型・セット商品型の生命保険は、危険がいっぱい。

必要な保障の数々が一つにまとまっている、と言われたら便利に聞こえるかもしれません。
しかし、加入するわたしたちにとって、いろいろと問題があります。

  • 保険料が割高な保険が含まれていても、気がつきにくい。
  • 不要な保険が標準で組み込まれていると、取り除くことができない。
  • 複雑な仕組みなので、加入してから年数がたつと、保険の内容を忘れてしまいやすい。保険証券を見ても、思い出せなくなる。請求もれの危険が高くなる。
  • 加入後に、必要だから残す保険と、不要になったから消滅させる保険を、自由に選ぶことができない。
  • メインの保険が消滅すると、残りも全部消滅してしまう。

代表的なのが定期付終身保険アカウント型保険ですが、他にもあります。
現在、販売されている保険商品の中から、わたしの知る範囲で、当てはまる生命保険を下表にあげます(2015年8月)。

生命保険会社 保険商品名 コメント
日本生命 『みらいのカタチ』シリーズ アカウント型保険や定期付終身保険より危険性は低いものの、セット販売が前提の保険商品。
日本生命 『ニッセイこどもの保険 げんき』 異なる保険を、標準でセット販売。
明治安田生命 『ベストスタイル』シリーズ 異なる保険を、標準でセット販売。
明治安田生命 『かんたん告知医療保険』 異なる保険を、標準でセット販売。
明治安田生命 『介護のささえ』 異なる保険を、標準でセット販売。
明治安田生命 『パイオニア ケアプラス』 異なる保険を、標準でセット販売。
明治安田生命 『祝金付シニアプラン』 異なる保険を、標準でセット販売。
明治安田生命 『ハッピーバルーン』 異なる保険を、標準でセット販売。
明治安田生命 『定期保険特約付養老保険E』 異なる保険を、標準でセット販売。
明治安田生命 『つみたて学資』 異なる保険を、標準でセット販売。
明治安田生命 『ドリームプラン』 異なる保険を、標準でセット販売。
明治安田生命 『ライフアカウント L.A.』シリーズ アカウント型保険(販売停止)。
明治安田生命 『明日のミカタ』 異なる保険を、標準でセット販売(販売停止)。
第一生命 『ブライトWay』シリーズ 異なる保険を、標準でセット販売(定期付終身保険)。
第一生命 『Skip・U(スキップ・U)』 異なる保険を、標準でセット販売。
住友生命 『Wステージ』シリーズ アカウント型保険。
住友生命 『ライブワン』シリーズ アカウント型保険。
住友生命 『千客万頼』 異なる保険を、標準でセット販売。
住友生命 『記念日宣言』 異なる保険を、標準でセット販売。
住友生命 『バリューケア』 異なる保険を、標準でセット販売。
朝日生命 『保険王プラス』 アカウント型保険。
朝日生命 『かなえるプラス』 異なる保険を、標準でセット販売。
朝日生命 『えくぼ』 異なる保険を、標準でセット販売。
朝日生命 『ハハの幸せ コの幸せ』 アカウント型保険。
損保ジャパン日本興亜ひまわり生命 『こども保険』 異なる保険を、標準でセット販売。
三井生命 『ベクトルX』 アカウント型保険。
三井生命 『ドリームクルーズプラス』 異なる保険を、標準でセット販売。
太陽生命 『保険組曲BEST』 アカウント型保険や定期付終身保険より危険性は低いものの、セット販売が前提の保険商品。
かんぽ生命 『新ながいきくん』 異なる保険を、標準でセット販売。
かんぽ生命 『はじめのかんぽ』 異なる保険を、標準でセット販売。
かんぽ生命 『特別養老保険』 異なる保険を、標準でセット販売(実質は定期保険付養老保険)。
JA共済 『終身共済』 異なる保険を、標準でセット販売(定期保険付終身保険)。

異なる保険が、標準でセット販売されている保険商品でも、自由に設計できる商品を省きました。

上表のうち、特に重要な、定期付終身保険アカウント型保険について、以下に補足します。

定期付終身保険は、見直すときに損をする保険です。更新時期を迎える前に、他の保険に切りかえましょう。

保険に加入して3~5年たてば、新しい商品、特約、サービスが登場します。そのタイミングで、営業担当者は新商品への見直し(=転換)を勧めてきます。

定期付終身保険は、保険を見直す(転換する)ときに確実に損をします。

例をあげて説明しましょう。

生命保険を契約した数年後に、死亡保障の部分が新しくなった定期付終身保険が新発売されたとします。
新しくなった死亡保障が気に入って、保険の見直しをすることにしました。

このとき、保障を見直す必要があるのは死亡保険のみです。医療保険や傷害保険は従来のままでいいはず。むしろ、加入したときの年齢にもとづく安い保険料なので、従来のままの方がいいです。

ところが、定期付終身保険の見直しをすると、見直す必要の無い部分まで現在の年齢で再計算されて、すべての部分で保険料が上がってしまいます。

生命保険は、契約期間が長期間にわたりがちです。その間に、何度か保障内容を見直す機会が訪れます。
そうなったときに、地雷を踏んで損をすることになってしまいます。

もし、目的ごとに別々の生命保険に加入していれば、変更したい保険だけを見直すことができます。目的ごとに別々の生命保険に加入する、というのが鉄則です。

アカウント型保険は保険会社のための保険です。もし加入していたら、すぐにでも、他の保険への切りかえを検討してください。

定期付終身保険の発展形とも言える保険商品がアカウント型保険です。
ただし、悪い方向に発展しました。

肝心(かんじん)なことが、外からは見えない仕組み

上に書いたとおり、保険の見直し(=転換)は、われわれ加入者にとって不利益の多い制度です。その保険の見直し(=転換)の不利益なところが、アカウント型保険では、定期付終身保険より見えにくくなっています。

定期付終身保険の転換であれば、保険をわかってる人が提案書を見たら、そのメリット・デメリットは簡単にわかります。
ところが、アカウント型保険の場合は、転換の提案書を見ても、詳しい内訳がわかりません。肝心(かんじん)なことが、外からは見えない仕組みになっています。

保障としては、何も進化していない

定期付終身保険とアカウント型保険を、わたしたち加入者が受ける保障の面で比較すると、何も進化していません。保険料を含めて。

アカウント型保険が登場したときは、その開発者の知恵の回りの良さに感心したものです(旧明治生命、現在の明治安田生命です)。他の国内大手生保は、続々と同じような仕組みの商品を売り出しました。

開発した明治安田生命は、2014年に主力商品を別タイプの保険に切り替えましたが、今でも数社はアカウント型保険を主力にしています。

もしアカウント型保険に加入していたら

対処方法はシンプルです。
現在加入している保険を解約して、できれば他社の生命保険商品に入り直しましょう。

定期付終身保険でご案内した「払い済み」の手続きは、アカウント型保険ではできないか、あるいはできても基準(それまでに積み立てられた金額)が厳しいようです。

賢く保険を見直すなら、保険のプロに相談して、比較して選びましょう。

生命保険を見直すには、以下のことを順にこなさなければなりません。

  1. 現時点で必要な保障を確認する。
  2. 現在の保障の問題点を分析する。
  3. 現在の保障の何を残して何を切り捨てるか、どんな新しい保険に入るかを決める。
  4. 新しく加入する保険商品を選び、手続きを進める。
  5. 上と並行して、現在の保障の解約または一部解約の手続きを進める。

生命保険の見直しでは、保険のプロを使いたい

現在の保険を解約して、新しい保険に加入する、というだけでもけっこう手間がかかります。

しかし、生命保険の見直しでは、現在の保障を残すことも検討する必要があります。そっくりそのまま残すことはないとしても、一部を残すとか、保障の形を変えて残す方が、お得になる可能性があります。

なぜなら、生命保険の保険料は若い方が安いからです。また、過去の商品の方が利回り等で有利な場合があります。

このようにして、いろんな可能性を検討した上で、適切な判断を下すのは、素人には困難です。できるとしても、時間と労力をかなり注ぎ込まなければなりません。

幸い、無料で生命保険のことを相談できるサービスがあります。

新しく入る保険選びは、比較して選びたい

生活の変化による保険の見直しはやむを得ません。しかし、加入している保険への不満が原因の保険の見直しは、できれば避けたいものです。

そもそも、生命保険には健康でないとは入れませんし、入れるとしても歳とともに保険料は高くなります。
今後、加入している保険への不満が生じても、思い通りに見直せる保証はありません。

生命保険選びを成功させるには、比較して選ぶことが第一歩です。そのための手軽で安心な方法は、
賢い生命保険の入り方
をご覧ください。

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