がん保険は必要か!?

がんという特定の病気のために、保険に加入する必要があるのでしょうか?

医療系の保険商品はいろいろとありますが、がん保険のような、特定の病気専用の保険は他にありません。

がんが日本人にとって大きな病気であることを知っていても、それ専用の保険に入る必要があるのか、という素朴な疑問がわきます。

結論から言うと・・・

がんの治療費の準備は必須ですが、がん保険を使う必要はありません。自分に合った方法を選びましょう。

このような結論になる理由と、がん保険が向いている人の条件を、以下でご説明します。

がんが特別視されるのには、3つの大きな理由があります。

たくさんある病気の中で、がんが特別視されることには理由があります。

日本人がかかりやすい重病


かかる確率

死ぬ確率
男性 63% 25%
女性 47% 16%

国立がん研究センターがん対策情報センター『がん登録・統計』によると、がんは、日本人の2人に1人がかかり、4~5人に1人が亡くなる病気です。

日本人の死因のトップ

がんは、1981年(昭和56年)以来、日本人の死因のトップに君臨しています。
下の図は、厚生労働省『人口動態統計』(平成26年)をもとにした、日本人の死因の円グラフです。

がんの治療は長期戦

がんは、再発のリスクが高い病気です。ということは、1回の治療で完治するとは限りません。これは、健康の面でも、治療費の面でも、やっかいです。

病院では精密な検査をおこないますが、ある程度以上の大きさのがんでないと、検査でもれてしまいます。
検査や肉眼で確認できない微小ながんが、時間をかけて大きくなって、再発に至ります。

原則として、治療後5年間は、再発の危険性を考慮して、検査が継続されます。5年一区切りというのが現状のようです。
ただし、乳がんは例外で、再発のリスクは10年間とのことです。

再発のリスクまで考えると、必要になる治療費の想定が難しくなってしまいます。

公的医療保険の範囲内で治療するなら、300~400万円あれば、95%以上対応できます。

上のとおり、「がんのために○○○万円準備しておけば確実!」とは言いにくい状況です。
とは言え、ある程度参考にできるデータはあります。

少し古くなりますが、市民医療協議会『がん患者意識調査』(2010年)によると、がん治療にかかった費用総額は、下のようになっています。

がんの治療費自己負担の調査結果グラフ

平均は115万円です。あくまでも平均ですから、もっとかかる可能性はあります。

グラフを見る限り、150万円~200万円くらいの準備ができていたら、80%くらいまでカバーできます。
がんの治療費の準備するうえで、目安になる金額です。とは言え、不足する可能性は20%もあります。


300~400万円まで準備できたら、95%以上のケースに対応できます。ここまで準備できたら、ある程度安心できそうです。

ちなみに、上の調査での最高金額は2,000万円でした。おそらく、公的医療保険の適用外の治療(先進医療)を、複数回受けたのでしょう。

がんの治療費の準備は、貯蓄、医療保険、がん保険の組み合わせで、検討しましょう。

がんの治療費の準備手段は、大きく3つが考えられます。

  • 預貯金
  • 医療保険に、がんの特約を付加
  • がん保険

預貯金で準備する場合、目標金額の設定が難しい

上のグラフを見ると、約63%は100万円以下、約34%は50万円以下に収まっています。
ということは・・・

結果的に、預貯金だけで治療費をまかなえてしまう可能性は、けっこう高いです。

ただし、それは結果論です。がんへの備えとして、50万円とか100万円程度の資金で安心できるかと言えば、答えはノーでしょう。
たとえば、先進医療を受けるなら、一気に300万円前後に費用が発生しますから。

ただ、最大で400~500万円くらいを預貯金で確保できるなら、預貯金のみの準備でもかなり安心できます。

医療保険に特約を付加するか、がん保険と組み合わせる

冒頭でご説明したように、日本人にとって重大な病気です。医療保険は、当然がんに対応しています。
ただし、ほとんどの医療保険で心配になるのが、通院治療の費用です。

医療保険は、もともと入院保障メインの保険です。通院治療費には、ほぼ対応していません。
ところが、医療技術の進歩にともなって、がんに通院で取り組む患者数はかなり多くなっています。

そのため、がん関連の特約の付加を検討したいです。ほとんどの医療保険には、複数のがんの特約が用意されています。

ただし、医療保険によって、がんへの対応力に差があります。詳しくは、がんに強い医療保険をご覧ください。

特約を付加するかわりに、医療保険とは別にがん保険に加入する選択肢もあります。
医療保険とがん保険の役割分担をしっかりすれば(保障を重複させなければ)、両方ともに加入しても、損をすることはありません。

がん保険には、医療保険と組み合わせやすいもの、組み合わせにくいものがあります。詳しくは、医療保険と組み合わせやすいがん保険をご覧ください。

がん保険だけに加入する

治療費が心配される病気は、がんの他にもあります。というか、入院1回あたりに限ってみると、がんの在院期間は平均より短いです。がんより入院が長引く病気はたくさんあります。

だから、大きな病気になったときの費用が心配でしたら、医療保険の検討をお勧めします。

とは言え、親族にがんが多いなど様々な理由で、がん保険だけに加入したい方々は、少なからずいると思います。

預貯金、医療保険、がん保険を、組み合わせることを、検討するのが良さそうですね。

預貯金、医療保険、がん保険の組み合わせを検討するとなると、判断しなければならないことが広がります。

将来の預貯金=家計の見通しを立てたり、がん以外の治療費の対策を検討したり・・・

効率よく検討を進めて、まちがいのない判断をするためには、気軽に相談できる専門家が欲しいです。また、いろいろな商品の見積もりをして、比較できる環境も欲しいです。

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をご覧ください。

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