がん保険に、何歳から入るか?

がん保険は、早く始めるほどおトクです。ただし、加入にあたって、守っていただきたいことがあります。

がん保険は、いつ頃から始めると良いでしょうか?何歳頃に加入するのがベストでしょうか?

お金の損得を基準に判断すると・・・

がん保険には、できるだけ早く加入する方がおトクです。

ただし、がん保険に入るにあたって、簡単ないくつかのルールを守っていただく必要はあります。

以下、順序立てて説明します。

消費者向けアンケート調査によると、がん保険の加入率は30代前半から高くなります。

生命保険文化センターは、3年ごとに消費者向けアンケート調査を実施し、その結果を『生命保険に関する全国実態調査』として公表しています。

これの平成27年度版に、がん保険(がん保険+がんの特約)の年代別の加入率が掲載されています。そのうちの世帯別加入率をグラフにしたのが下図です。

がん保険の年代別加入率のグラフ

このグラフから気づいたことを、以下にまとめました。

65歳以上の加入率が低い

上のグラフで気になるのが、65歳以上で加入率が下がっていることです。
がんにかかる危険度は大きくなるのに、加入率が下がるのは、不自然です。

日本国内で最も早くがん保険を発売し、現在でも売上No.1のアフラックの最初のがん保険は、1974年販売開始です。今から44年前です。
ただ、2001年までは、がん保険販売はアフラックのような外資系生保に限られていたため、がん保険の普及にはそれなりに時間がかかりました。

そのため、ある年代より上の世代の人々は、加入するタイミングを逸した可能性が高いです。
高齢になってから入ろうとしても、健康面で加入条件をクリアできなかったり、保険料が高くなりすぎたりで、加入するのが難しくなります。

30~64歳では、60%以上が加入している

上のグラフを見ると、年代ごとの加入率は凸凹で、傾向のようなものは見られません。

ただ、30~64歳(グラフの明るい緑色)は、いずれも60%を超える加入率です。

もっとも加入率が高いのは55~59歳で71.1%に上ります。それに続くのが40~44歳の69.5%、さらに30~34歳の69.0%です。

30代前半というと、がんへの不安をリアルに感じるにはまだ若い年代です。それなのに加入率69.0%というのは、意外な高さです。

がんやがん保険に対する日本人の意識は、かなり高いようです。

がんにかかる確率の高さを重視すると、40代にはがん保険に加入しておきたいです。

次に、がんにかかりやい年代という視点で、がん保険に加入したい年齢を説明します。

国立がん研究センターによる、2013年の年齢層別がんの罹患率(がんにかかる確率)を、グラフにまとめました。

年代別、がん罹患率のグラフ

このグラフから気づいたことを、以下にまとめました。

高齢になるほど、罹患率は着実に伸びる

20代前半から80代前半にかけて、がんの罹患率は着実に伸びています。

85歳以上で微減に転じているのは、おそらく男性の平均寿命(80歳前後)を過ぎたからでしょう。
女性より男性の方が、がんにかかりやすいようですから。

グラフによると、60代前半で、罹患率は1%くらいです。1%というと、少なく思えるかもしれません。しかし、100人のうち1人ががんにかかっていると考えたら、無視できるほど小さくはありません。

遅くとも40歳前後には対策しておきたい

がんの罹患率は、20代後半から、じょじょに増え始めています。

30代後半~40代前半あたりになると、数字はまだ小さいものの、増えるペースは加速しています。

慎重を期すなら20代後半くらいから、遅くても40歳前後には、がん保険などの準備をしたいです。

生涯の保険料総額を考えると、がん保険には、早く加入するのがおトクです。

単純に、保険会社に払い込む保険料の節約だけを考えると、早く加入する方がおトクです。

アフラック『生きるためのがん保険Days1』を用いて、具体例をご覧いただきます。

早く加入するほど、保険料累計は安い

女性が、診断給付金100万円、入院給付金日額10,000円の保障、保険料終身払込で、『生きるためのがん保険Days1』に加入するとします。

4つの年齢で加入するときの、それぞれの月々の保険料と、87歳(女性の平均寿命)までの保険料累計を下表にまとめました。

加入
年齢
月々の
保険料
87歳まで
の累計
25歳 2,590円 1,926,960円
30歳 3,120円 2,134,080円
40歳 4,640円 2,616,960円
50歳 6,010円 2,668,440円

加入年齢が若い方が、月々の保険料は安くなります。それだけでなく、保険料累計も、若いほど安くなりました。

早くがん保険に加入する方が、月々の保険料も、生涯通しての保険料累計も、安くなります。

もちろん、保険の保障を受けられる期間も長くなるので、二重の意味でおトクです。

若ければ、“60歳払済”も選択しやすい

上の保険料比較では、保険料は終身払込でした。
いくら保険料が安かろうと、老後になっても保険料を負担することに、抵抗を覚えるかもしれません。

アフラック『生きるためのがん保険Days1』では、そんな方のために、保障は一生で保険料の払込は60歳まで、というプランも用意されています。

このプランを選べば、老後の保険料負担は無くなりますが、その分月々の保険料は高くなります。
例として、上の保険料比較と同じように、30歳女性が『生きるためのがん保険Days1』に加入するときの、保険料終身払込と60歳払済(60歳で保険料の払込が終了)の、月々の保険料と87歳までの保険料累計を、下にまとめました。

保険料
払込方法
月々の
保険料
87歳まで
の累計
終身払込 3,120円 2,134,080円
60歳払済 4,560円 1,641,600円

60歳払済は、保険料を払い込む期間が短い分、1回あたりの金額は大きくなります。
上の比較では約1.5倍と、けっこう高くなりました。

それでも、保険料払込期間が短いおかげで、保険料累計は50万円近くも安くなっています。
60歳払済は、60歳以降の保険料払込が無くなる上に、生涯の保険料を節約できて、二重におトクです

ただし、60歳払済の方がおトクとわかっていても・・・

月々の保険料が、負担できる限度より高くなったら、60歳払済を選択できません。
上表の例では、30歳女性は月々4,560円でした。40歳女性が同じプランに加入すると、何と月々7,440円になってしまいます。けっこうな金額です。

加入する年齢が若いほど、おトクな60歳払済を選びやすくなります。

そういう意味でも、できるだけ若いうちに加入することが、おトクです。

がん保険に早く加入して、長年にわたって安心して継続するために、守ってほしい鉄則があります。

ここまで説明してきたように、がん保険には、できるだけ早く加入する方がおトクです。

ただし、安心して、長くがん保険を続けるために、強く意識していただきたい鉄則があります。
それは・・・

数十年経過しても劣化しにくい商品を選ぶか、劣化しにくい保障内容にする。

ということです。

劣化しやすいがん保険は、複数販売されている

劣化しやすいがん保険の例をあげます。

メットライフ生命のがん保険『ガードエックス』の主契約は、治療給付金と呼ばれる一時金の保障です。

以下のどちらかに当てはまると、治療給付金が出ます。

  • 所定の手術、放射線治療、抗がん剤治療のいずれかを受けた。
  • 最上位の進行度を示す病期と診断され、入院または通院を開始した。

問題になるのは、2つの条件のうち、上の方です。
この条件には手術、放射線治療、抗がん剤治療の3つの治療方法が指定されています。この3つは、がんの3大治療と呼ばれる、現在主流の治療法です。

しかし、30年後、40年後もこの3つが主流とは限りません。
あるいは、この3つは廃れないとしても、第4の強力な治療法が登場するかもしれません。

『ガードエックス』では、そうした長期的な治療の変化・進化に対応しきれない恐れがあります。恐れと言うか、高確率で経年劣化するでしょう。

時代とともに変化する治療法を、給付金の支払条件に、具体的にしている点が問題です。

がん治療の実際をきめ細かくフォローしようという趣旨でしょうが、こだわり過ぎて危険な商品になっています。

劣化しやすいがん保険の特徴

劣化しやすいがん保険に共通するのは・・・

給付金の支払条件に、治療法や病状が、こと細かく指定されている。

ということです。
よく目にするのが、上の『ガードエックス』のような、治療方法による縛りです。

主契約の支払条件にこうした制限がある場合、その商品を検討対象から外すしかありません。
他方、一部の特約にこうした制限があるときは、その特約を付加しないように、注意しましょう。

長い年月続けるのに向かないがん保険

上の条件に当てはまるがん保険には、以下があります。

チューリッヒ生命『終身ガン治療保険プレミアム』

主契約は、放射線治療給付金抗がん剤治療給付金ホルモン剤治療給付金の3つから成り立っています。

給付金自体が、治療法に直結しているので、将来の治療法の変化に対応しにくいです。

特約に、診断一時金(50万円、または100万円)があるので、これを付加すれば、他の治療法にも対応できるようになりますが・・・

メットライフ生命『ガードエックス』

すでに、上で例としてご説明しました。

主契約は治療給付金という名称の一時金で、その支払条件は所定の手術、放射線治療、抗がん剤治療のいずれかと、治療法で縛られています。

医療保険とがん保険のように、目的が近い保険商品を組み合わせるときは、保障が重複して、ムダに保険料を払う危険が高まります。

判断ミスを犯さないために、保険の専門家を上手に活用しましょう。

また、候補の商品を上でご案内しましたが、まちがいのない判断をするためには、ご自分の条件設定で見積もりをして、専門家の助言を聞きながら結論を出していただきたいです。

医療保険にしろ、がん保険にしろ、一生かけ続ける可能性があります。小さなムダでも、長い年月のうちに、積もり積もります。

専門家の知恵を活用しながら、生命保険を比較して選ぶ、手軽で安心な方法は、
賢い生命保険の入り方
をご覧ください。

FPに無料相談できて、おトクなキャンペーン実施中

ご自身の場合はどうなるのか!?保険と家計の専門家、FPに相談しませんか。

  • FPが無料で相談にのります。
  • こちらの都合に合わせて、自宅や指定の場所にFPが来ます。
  • 保険に加入する義務はありません
  • 今ならおトクなキャンペーン実施中。
inserted by FC2 system