がんの備えは、入院も通院も

三大疾病は、日本人がかかりやすく、生死にかかわる重い病気、という点では共通しています。その中でも、がんは日本人の死因No.1の、怖い病気です。

三大疾病(がん、心疾患、脳血管疾患)は、日本人がかかりやすく、生死にかかわる重い病気です。
その中でも、がんは長年日本人の死因のトップを占めています。

厚生労働省『人口動態統計』(平成26年)から、日本人の死因を円グラフにしました。

日本人の28.9%がこの病気で亡くなっている計算になります。
2位の心疾患は、全体の15.5%ですから、けっこう差はあります。

がん対策のための保険選びは悩ましい

それだけに、がんは保険の中では特別扱いされています。
各社の医療保険を調べると、三大疾病用の保障や特約、がんの専用の特約がいろいろと見つかります。
さらに、医療保険を販売している保険会社が、並行してがん保険も販売しています。

保障を充実させるための選択肢が豊富であることは、良いことでしょう。しかし、医療保険を検討するときに、迷う原因にもなります。

がんに備えるために、医療保険の標準の保障(=必須で組み込まれている保障)では不十分なのでしょうか?だとしたら、医療保険の保障内容をどう手厚くすれば、がんに対策できるのでしょうか?あるいは、医療保険とは別に、がん保険に加入した方がよいのでしょうか?

がんの平均入院日数は、すべての病気・ケガによる入院より短いです。医療保険の標準的な保障のままで、十分に対応できそうです。

がんは、警戒すべき病気なだけに、医療の取り組みは進んでいます。そのおかげで、がんによる入院の平均日数は、意外に短くなっています。

がんの入院期間は、意外と短い

がんは、再発や転移を警戒すべき病気です。1回の入院で完治するとは限りません。しかし、1回あたりの入院期間は、意外と短いです。

厚生労働省『患者調査』(平成26年)より、三大疾病の平均入院日数を抜き出します。

病名 平均入院日数
脳血管疾患 89.5日
心疾患 20.3日
悪性新生物(がん) 19.9日
全体の平均 31.9日

上の表によると、悪性新生物(がん)の平均入院日数は、あらゆる病気・ケガの平均より10日くらい短くなっています。入院期間の短い病気と言えそうです。

入院費用は、医療保険の標準の保障で十分

医療保険には、入院1回あたりの保障日数に、限度が設けられています。ほとんどの医療保険では、60日以内となっています。
これが標準の設定で、一部の医療保険では、特約を付けて120日間まで延長できます。

標準の60日間ですら、がんの平均入院日数19.9日の3倍あります。ということは、がんの入院対策は、医療保険の標準の保障で、十分に対応できそうです。

販売されている多くの医療保険で、三大疾病の入院日数を60日より延長する特約が用意されています。
しかし、がんについては、このような特約を付加する必要はなさそうです。

がんの治療費は、入院費用だけでなく、通院治療にかかる費用も含めて、準備する必要があります。

がんの入院費用の準備としては、医療保険の標準の保障で間に合いそうです。これは明るい材料です。
しかし、それで安心することは出来ません。

なぜなら、通院でがん治療に取り組むことになる可能性は、けっこう高いです。

退院後も、通院などで治療が続く危険が大きい

厚生労働省『患者調査』(平成26年)より、三大疾病の退院後の行き先をまとめたグラフです。

3つの病気とも、ほとんどの患者は、退院後も何らかの形で治療を続けています。

その中で、退院したがん患者の80%以上が、通院で定期検診や治療に継続しています。

通院で治療に取り組む患者が多いことを、別の角度からご覧いただきましょう。

がん患者の半分以上は、通院で治療に取り組んでいる

三大疾病の総患者数と通院患者数を、厚生労働省の『患者調査』(平成26年)をもとに、調べました。

病名 患者数 通院患者数 通院率
脳血管疾患 253,400人 94,000人 37.0%
悪性新生物(がん) 300,800人 171,400人 57.0%
心疾患 193,900人 133,900人 69.1%

ご覧の通り、がん患者の半分以上は、通院で治療に取り組んでいるようです。

がんの場合、病状が進行していたり、深刻な転移があると、外科手術による治療が難しくなるそうです。そういうときは、抗がん剤治療や放射線治療に取り組むことが多いようです。

抗がん剤治療や放射線治療は、通院で取り組むことが可能です。とは言え、退院後の治癒の経過や、再発の有無をチェックするだけの通院とは違って、費用は大きくなりがちです。

がんの治療費に備える場合、入院費用だけでなく、通院治療にかかる費用も含めて、考える必要がありそうです。

それでは、医療保険の標準の保障(=必須で組み込まれている保障)で、がんの通院治療に対応できるのでしょうか?

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