医療保険とがん保険を組み合わせる

医療保険の弱点を、がん保険で補うことによって、選択の幅が広がります。滋養図に組み合わせるためのコツを、ご案内します。

医療保険の標準で組み込まれている保障だけでは、がんに十分には対応できません。がんによる入院には対応できますが、通院によるがん治療の費用をカバーできません。

そこで、ほとんどの医療保険では、がんのための保障を厚くする特約を用意しています。ただし、がんの通院費用にしっかり対応できる医療保険は限られてしまいます。

医療保険とがん保険を組み合わせて、安心の保障を確保

そこで、医療保険とがん保険を組み合わせて、がんへの対応を、がん保険に任せる、という方法があります。

がん保険はがん専門なので、医療保険の特約より、保障の品ぞろえは充実しています。

医療保険に特約を付けても、保険料は上がります。特約を付けても、別途がん保険に加入しても、保障内容が同じであれば、保険料に大きな差は出ません。

医療保険の選択の幅が広がる

がんへの対策をがん保険に任せることで、以下のような役割分担が出来て、医療保険の選択の幅が広がります。

医療保険 がん保険
がん以外の三大疾病、七大生活習慣病、ケガなどによる入院費用のために、保障を準備する。 がんのための保障を準備する。

医療保険の担当範囲から、がんという一つの病気が抜けるだけです。でも、がんという重みのある病気が抜ける影響は大きいです。

がんは、日本人の約半分が罹患して、死因の3割近くを占める病気です。そして、現実的に、ほとんどの医療保険の保障では、カバーしきれない病気です。

そのがんを担当範囲から外すことで、医療保険の選択の幅が広がって、医療保険全体がより充実させられるなら、大きなメリットになります。

医療保険と組み合わせる、がん保険に求めたい条件は、この5つです。

医療保険と同じように、がん保険にも数多くの商品があり、それぞれ特色を出しています。目移りしてしまいそうです。

しかし、医療保険と組み合わせて使うことを前提にすると、がん保険に求めたい機能は限られます。医療保険に足りない部分である、がんの通院費用の保障を、しっかりとカバーしてくれれば、必要にして十分です。

必要以上に、がん保険を充実させてしまうと、医療保険と保障が重複してしまいます。余分な保険料の負担が、発生しやすくなります。

というわけで、がん保険に求める条件を整理しておきましょう。

  • 診断給付金があって、望めば100万円以上の金額を設定できる。
  • がんの再発や転移に対応できる。
  • 将来、新しい治療法が登場しても、対応しやすい。
  • (日額制の)入院給付金が無いか、あっても取り外せる。
  • 入院をともなわない(日額制の)通院保障があれば、さらに良い。

医療保険とがん保険を組み合わせる場合、がん保険の日額制の入院給付金は不要です。なぜなら、がんの入院費用は、高額療養費制度を活用すれば、医療保険に標準で組み込まれている入院保障で、十分に対応できるからです。

となると、ムダに保険料を払わないためには、(日額制の)入院給付金が無いか、あっても外すことができるがん保険の方が、好ましいです。

それぞれのがん保険の中身をチェックしましょう。医療保険と組み合わせて使いやすいがん保険が、見つかります。

上にあげた5つの基準を元に、販売されている各社の医療保険の中身をチェックしていきます。

それぞれのがん診断一時金の、金額、回数制限、支払い条件をまとめました。
評価が○なのは、5つの基準を充たしているものです。△は、不十分だけど、ほぼ充たしているものです。

医療保険 保障のポイント 評価
アフラック
『生きるためのがん保険Days1』
  • 診断一時金は初回のみ50万円
  • 特約をつけると、治療が長引いたときに50万円加算。
  • 特約を付けると、診断一時金の複数回受け取り可能。
  • (日額制の)入院給付金は、とりはずせない。
  • (日額制の)通院給付金は、三大治療が条件。
FWD富士生命
『がんベスト・ゴールドα』
  • 診断一時金は1回につき100~300万円
  • 診断一時金は2年に1回を限度に回数無制限。
  • (日額制の)入院給付金は、特約として付加できる。
  • (日額制の)通院給付金なし。
オリックス生命
『がん保険Believe(ビリーブ)』
  • 診断一時金は初回のみ50~100万円
  • 入退院、手術を受けるたびに一時金が出る。
  • (日額制の)入院給付金は、とりはずせない。
  • (日額制の)通院給付金特約を付加できる。ただし、入院後か、三大治療が給付条件。
損保ジャパン日本興亜ひまわり生命
『勇気のお守り』
  • 診断一時金は1回につき50~200万円
  • 診断一時金は、2年に1回を限度に回数無制限。
  • (日額制の)入院給付金は、とりはずせない。
  • (日額制の)通院給付金がある。ただし、期間と治療法の制限あり。
チューリッヒ生命
『終身ガン治療保険プレミアム』
  • 診断一時金は1回につき50~100万円
  • 診断一時金は、2年に1回出るが、2回目からは入院が条件。
  • (日額制の)入院給付金特約を、付加できる。
  • (日額制の)通院給付金特約を、付加できる。ただし、期間の制限あり。
東京海上日動あんしん生命
『がん治療支援保険NEO』
  • 診断一時金は初回に限り150~300万円
  • 診断一時金は、2年に1回出るが、2回目からは100万円。
  • (日額制の)入院給付金は、とりはずせない。
  • (日額制の)通院給付金があるが、入院が条件で、日数制限あり。
三井住友海上あいおい生命
『&LIFE 新ガン保険α』
  • 診断一時金は1回につき100万円
  • 診断一時金は、2年に1回出るが、2回目からは入院が条件。
  • (日額制の)入院給付金は、とりはずせない。
  • (日額制の)通院給付金特約を付加できる。
メットライフ生命
『ガードエックス』
  • 三大治療または末期がんの診断確定で、1回につき50~100万円
  • 一時金は、年に1回、通算5回を限度。
  • (日額制の)入院給付金特約を付加できる。
  • (日額制の)通院給付金があるが、日数制限あり。

というわけで、医療保険と組み合わせやすいがん保険として、お勧めできるのは、評価のところに○か△がついている、3つの商品になります。意外と少ないです・・・

△のメットライフ生命『ガードエックス』は、一時金の支払い条件が他社より厳しいこと、給付の回数が5回に制限されていることが、○のがん保険より見劣りしています。

表の通り、(日額制の)入院給付金が、基本保障になっている(取り外せない)がん保険が、過半数を占めています。
がん保険単体で考えると、欠点ではありません。しかし、医療保険と組み合わせるとなると、保障の重複=保険料のムダにつながってしまいます。

ニーズに合った医療保険と、オススメのがん保険を組み合わせて、最適な医療保障を実現しましょう。

上の表で○か△になった、オススメのがん保険を、改めて確認しましょう。

医療保険と組み合わせやすいがん保険

  • FWD富士生命『がんベスト・ゴールドα』
  • チューリッヒ生命『終身ガン治療保険プレミアム』
  • メットライフ生命『ガードエックス』

3つめのメットライフ生命『ガードエックス』は△なので、3つの中では上の2つがお勧めです。

保険金・給付金が出る基準がポイント

がんの治療に関する医療保険の弱点を補って、かつ医療保険との保障の重複がありません。保障の重複による、保険料のムダは発生しにくいです。

また、一時金や通院給付金の支払い基準が、通院にも対応できる程度に広いです。「保険からお金が出ると思っていたのに、ダメだった・・・」ということが起こりにくいです。

一時金や通院給付金の支払い基準が、他社より広めになっているということは、他社より保険料が高くなる可能性はあります。
しかし、「当てにしていたのに、保険金や給付金が出ない」、ということがあっては困ります。

医療保険とがん保険の組み合わせを決めるために、しっかりと見積もりを集めて、保険の専門家を活用しましょう。

がん保険の候補を、このページで絞りました。
しかし、医療保険との組み合わせ、ということなら、何通りもの選び方になってしまいます。

複数の医療保険、がん保険の見積もりを集めて、保障内容などの条件をそろえて比較するのは、かなりやっかいです。

主だった保険商品の見積もりを集めるだけで時間と労力がかかります。さらに、条件を合わせて比較しようとしても、専門用語を誤解したり、細かな違いを見落としたりと、失敗する危険があります。

保険の専門家を上手に活用することをオススメします。そのための手軽で安心な方法は、
賢い生命保険の入り方
をご覧ください。

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