ソニー損保のキャッシュバックプランはお勧め
ソニー損保はサービスの品質に定評がありますが、ダイレクト型自動車保険の中で、保険料は高めです。
しかし、安全運転でキャッシュバックプランを選択すれば、ダイレクト型の相場より安い保険料で加入できます。
コストパフォーマンスにこだわる方々には、ぜひご検討いただきたいです。
ソニー損保の評判は上々だけど、保険料は高め
ソニー損保の評判は業界トップレベル
最新の大手ランキングサイトで、ソニー損保の事故対応の順位を調べると以下のようになっていました。
価格コム(2023年) | 3位 |
---|---|
オリコン(2023年) | 2位 |
J.D.パワー(2022年) | 1位 |
これらのランキングは、インターネット上での調査結果から順位を決めています。そのため、ダイレクト型に有利な結果になりやすいと考えられます。
それでも、ソニー損保が好評であることは、まちがいないでしょう。
ダイレクト型の中で保険料は高め
下のグラフでは、ソニー損保の保険料を、7パターンの年齢・等級の組み合わせで、ダイレクト型の平均(相場)と比較しています。
7パターン中6パターンで、ソニー損保のほうが相場より高くなっています。
『安全運転でキャッシュバックプラン』なら、保険料を最大30%安くできる
専用アプリと専用デバイスであなたの運転を得点化
『安全運転でキャッシュバックプラン』に入ると、最大で保険料の30%がキャッシュバックされます(戻ってきます)。
目標は20%以上のキャッシュバック
『安全運転でキャッシュバックプラン』に入るためには、自動車保険に「やさしい運転特約」を付加します。
この特約をつけると、保険料が約10%高くなります。ということは、10%を超えるキャッシュバックを獲得しなければなりません。
『安全運転でキャッシュバックプラン』のキャッシュバック率は次のようになっています。
運転スコア | キャッシュ バック率 |
---|---|
90〜100点 | 30% |
80〜89点 | 20% |
70〜79点 | 10% |
60〜69点 | 5% |
59点以下 | なし |
運転スコア(運転の安全性を得点化した数値)80点以上が目標になりますが、その難易度は?
難度は高くない
下図はソニー損保のウェブサイトからの引用で、過去の加入者の実績をあらわしています。
80.2%もの方々が、30%のキャッシュバックを受け取っています。
そして、93.3%の方々が、20%以上のキャッシュバックを受け取って、元を取っています。
これだったら、ある程度運転になれた方々にとって、難度は高くなさそうです。
キャッシュバックの効果は絶大
下のグラフは、7パターンの年齢・等級の組み合わせで、30%のキャッシュバックを受けたときの実質負担を、ソニー損保の標準の保険料及びダイレクト型の平均(相場)と比較しています。
キャッシュバック後の実質負担は、ダイレクト型の平均(相場)よりあきらかに安くなっています。
下のグラフでは、30%キャッシュバック後の実質負担を、安さに定評のあるSBI損保と比較しています。
キャッシュバック後の実質負担は、SBI損保よりも安くなっています。キャッシュバックの効果は絶大です。
『安全運転でキャッシュバックプラン』の、押さえておきたいポイント
運営実績があるプラン
このプランは、2020年に「GOOD DRIVE」という名称でスタートしました。仕組みは現在のものとほとんど同じです。
2022年に現在の名称である「安全運転でキャッシュバックプラン」に変更されました。
つまり、年単位の運営実績があります。ですから、上でご覧いただいた実績などは当てにできます。
事前準備は2つ
このプランに入るには、「やさしい運転特約」を付加する他に、以下の2つの事前準備が必要になります。
- 自分のスマートフォンに「GOOD DRIVEアプリ」をインストールして設定する。
- 「GOOD DRIVEデバイス」を車の電源ソケットにセットする(常時セットしておく)。
運転スコアの計算はほぼ自動
運転スコア(運転の安全性の得点)を判定するために、上で準備したスマホアプリと専用デバイスで、日々の運転状況を計測します。
と言っても、加入者がやらなければならないのは、スマートフォンを車に持ち込んで、電源をONにしておくだけです。
エンジンをかけると、自動的に計測がスタートします。エンジンを停止すると、自動的にストップします。
専用デバイスがスマートフォンに指示を飛ばして(Bluetooth経由)、スマートフォンが計測をおこないます。
3つの条件をクリアしないとお金をもらえない
キャッシュバックを請求するには、次の3条件をすべて充たさなければなりません。
- 保険開始から270日以上経過
- 運転スコアが60点以上
- 走行時間が20時間以上(運転中の一時停止時間を含まない)
上の条件をすべて充たすと、専用のスマホアプリから、キャッシュバックを請求できます。つまり、満期前にお金を受け取ることができます。
他の2つの条件を充たした時点で運転スコアが60点より低くても、満期になるまでに60点以上になったら、キャッシュバックを受けることができます。
その他の重要なこと
事故を起こしてもキャッシュバックはある
キャッシュバック率は、運転スコアを元に判定されます。
たとえ事故で保険を使っても、キャッシュバックを受けられます。ペナルティもありません。
他の人が運転しても計測される
他の人が運転しても、電源の入ったスマートフォンを車内に持ち込んでいれば、運転の計測は自動的におこなわれます。
いったん計測されると、事後に訂正・削除はできません。
運転中のスマホ操作は、運転スコアの減点対象です。
他の人が運転しているときに、あなたが同乗していてスマホ操作していると、減点されてしまいます。
運転スコアで重視されるのはスムーズさ、安定感
運転の計測はスマートフォン内蔵のセンサーを用いておこなわれ、「アクセル操作」「ブレーキ操作」「ハンドル操作」「スマホ操作」の4項目を元に運転スコアが判定されます。
そして、運転が荒っぽかったり、ギクシャクしていると減点されやすいようです。
ソニー損保による説明を読む限り、交通法規を守っているか(法定速度、駐車禁止、一方通行など)は、計測の対象外のようです。
事前に、運転スコアを何点くらいとれそうか、試すことができます
ソニー損保は『安全運転でキャッシュバックプラン』のスマホアプリ、「GOOD DRIVEアプリ」を一般公開しています。
プランに加入する前に、このアプリを使って運転スコアを判定することができます。
専用デバイスがないので、すべて手動で操作しなければなりませんが、運転スコアの判定そのものは、本番さながらのようです。
『安全運転でキャッシュバックプラン』が向いていないのは、こんな人
このプランが向いていない人
『安全運転でキャッシュバックプラン』をお勧めできない方の特徴をまとめました。
- スマートフォンを持っていない人
- 車の電源ソケットがふさがっている人
- ほとんど運転しない人(20時間の運転時間をクリアできそうにない人)
- 運転が荒っぽい人
- 運転の履歴を他人に渡したくない人
上から4つ目までは、説明不要だと思います。
5つ目は、ここまでの解説で触れていない点ですので、補足します。
運転の履歴が蓄積される
運転計測では、スマートフォンのGPS機能を使って、どこを走行しているかが記録されます。
地形によって運転スコアが不公平にならないように、配慮されているようです。
その結果として、ソニー損保のサーバーに、私たちの走行記録が残ります(加入すると、自分の走行記録を閲覧できます)。
それが気持ち悪いという方には、このプランは向きません。
無料の保険料一括見積りサービスを有効に使いましょう。
『安全運転でキャッシュバックプラン』がおトクかを判断するには、競合商品との保険料比較も欠かせません。
保険料比較には、無料の一括見積りサービスのご利用をお勧めします。
以下の一括見積りサービスをご利用いただくと、1回の入力で主要な自動車保険の見積もり結果が集められます。
また、入力した情報は損保各社のウェブサイトに引き継がれますので、詳細な検討もスムーズにできます。