セゾン自動車火災『おとなの自動車保険』 vs ソニー損保

ダイレクト型自動車保険の中でも、とくに売れ行き好調な、セゾン自動車火災「おとなの自動車保険」とソニー損保を徹底比較しました。

ソニー損保の方は、標準的なプランに加えて、「安全運転でキャッシュバックプラン」を重点的にとりあげます。

VS

人気抜群のセゾン自動車火災『おとなの自動車保険』とソニー損保の自動車保険

自動車保険の売上1位2位

下表は、おもなダイレクト損保の、2022年度の自動車保険売上高(正味収入保険料)です。

順位 会社名 売上高
1位 ソニー損保 1,281億円
2位 セゾン自動車火災 606億円
3位 アクサダイレクト 535億円
4位 三井ダイレクト損保 341億円
5位 SBI損保 312億円
6位 イーデザイン損保 295億円
7位 チューリッヒ保険 260億円

セゾン自動車火災とソニー損保が1位2位を占めています。

もっとも、この2つを比べると、ソニー損保が倍以上の差をつけています。

成長率もトップクラス

下表は、このページでとりあげている2社の、2020⇨2022年度の自動車保険売上高の伸び率と増加額です。

会社名 売上伸び率 売上増加額
ソニー損保 10.6% 122億円
セゾン自動車火災 19.7% 101億円

セゾン自動車火災の伸び率は業界トップ、ソニー損保は2位です。

増加額ではソニー損保のほうが勝りました。この金額は、業界全体でも2位です。

セゾン自動車火災とソニー損保の共通点は、ダイレクト型の安い保険料で、品質の高いサービスが得られるところ

下の表は、ダイレクト損保の2022年度の苦情発生率を、5ランクに分類したものです。同じ枠の中では、苦情が少なかった会社ほど上に書いてあります。

多い
  • チューリッヒ保険
やや多い
  • SBI損保
ふつう
  • セゾン自動車火災
  • 三井ダイレクト損保
  • イーデザイン損保
  • アクサダイレクト
  • 楽天損保
やや少ない
  • ソニー損保
少ない
  • セコム損保

ソニー損保は、ダイレクト損保の中で、とくに苦情が少ない会社の一つです。

セゾン自動車火災は、ソニー損保には及ばないものの、それに次ぐポジションにいます。

詳しいことは、こちらのページで解説しています。

直近の2022年度実績をご覧いただきましたが、2020〜2021年度も似たような傾向です。

セゾン自動車火災『おとなの自動車保険』とソニー損保とで、補償・サービスに大きな違いはない

下表は、「おとなの自動車保険」とソニー損保の自動車保険の、特徴的な補償・サービス(他社では余り見かけないもの)をまとめたものです。

おとなの
自動車保険
ソニー損保
  • ALSOK事故現場安心サポート
  • ロードサービスを外せる
  • ロードサービスの応急対応・レッカー搬送は15万円分まで無料
  • 車両無過失事故特約
  • セコム事故現場かけつけサービス
  • おりても特約
  • くりこし割引

自動車保険の主要部分である4つの保険(対人賠償保険、対物賠償保険、人身傷害保険、車両保険)に大きな違いはありません。違いがあるのは、4つの保険を補強する特約やサービスです。

そういう意味で、両者の補償・サービスの内容に、勝敗を分けるような決定的な差はありません

セゾン自動車火災『おとなの自動車保険』とソニー損保の、保険料を比較

標準的な保険料を比較

下のグラフは、7パターンの年齢と等級の組み合わせで、2つの自動車保険の保険料をダイレクト型の相場(グラフの灰色の棒)と比較したものです。

セゾン自動車火災『おとなの自動車保険』とソニー損保の自動車保険の保険料を比較

年代によって「おとなの自動車保険」が安くなったり、ソニー損保が安くなったりと入れ替わっています。一概にどちらが安いとは言えません。

次のグラフは、35歳10等級で新規加入し、その後無事故で3回更新したときの、保険料の推移をあらわしています。

セゾン自動車火災『おとなの自動車保険』とソニー損保の自動車保険の保険料を比較(加入後の推移)

1年目の保険料の差が、2年目、3年目で拡大しています。この原因は、2つの自動車保険のインターネット割引の違いです。

商品 1年目 2年目 3年目〜
おとなの
自動車保険
13,000 10,000
ソニー損保 10,000 5,000 2,000

ソニー損保のほうが割引額が大きく下がります。

ソニー損保のキャッシュバックプラン

ソニー損保には「安全運転でキャッシュバックプラン」があります。このプランには、次のような特徴があります。

もっと詳しいことは、こちらページで解説しています。

30%のキャッシュバックがあったときの実質の保険料を、上と同じように、7パターンの年齢と等級の組み合わせで、「おとなの自動車保険」並びにダイレクト型の相場(グラフの灰色の棒)と比較しました。

セゾン自動車火災『おとなの自動車保険』とソニー損保の自動車保険(キャッシュバックプラン)の保険料を比較

比較した全パターンで、ソニー損保のほうが安くなりました。

ただし、30〜50代は差が小さいです。

複数年で保険料を比較すると、インターネット割引の違いから、「おとなの自動車保険」の方が安くなるかもしれません。それでも、金額の差は小さいです。

『おとなの自動車保険と』と『安全運転でキャッシュバックプラン』は、どちらもお勧めしたい商品です

セゾン自動車火災「おとなの自動車保険」とソニー損保「安全運転でキャッシュバックプラン」は、コストパフォーマンス(安さと品質とのバランスの良さ)を重視する方々に、ぜひ候補に加えていただきたい2大商品です。

ここまでにご説明してきた、それぞれの商品の特徴を下表にまとめました。

おとなの自動車保険 ソニー損保CBプラン
  • 30〜60代の保険料は割安
  • 複数年で他社と比べるとさらに割安
  • 顧客満足度はまずまず良好
  • 20代は超絶的に割高
  • 保険料は割安
  • 顧客満足度はダイレクト型トップ
  • 得点が悪いと、むしろ割高になる

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ここまでの解説は、一般的な傾向をもとにしています。見積もり条件によっては異なる結果ができるかもしれません。必ずご自分の見積もり条件で、保険料を比較してください。

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